Saturday, February 25, 2006

ばっくかんとりー・すきー


バックカントリー・スキーなるものがけっこう流行っている。
人聞きには楽しそうだと思ってはいたものの、残念ながら未だ実体験できないでいる。

先日行われた当ホテルの企画に参加された方々も、当日の悪天候にもかかわらず、予想外に(失礼!!)たいそう感激されてご帰館された。もっと予想外だったのはそのルートで、この時期に熊の湯から草津まで山中を滑り降りるという、いわば動物と行動圏を同じにするというそれだ。

その昔、「”自然に還れ”と言うことは、何て不自然なことだろう。」と言っていた著名人がいたが、今更ながら説得力を持つのは、果たしてこれまでの遠慮がちな人生(?)において正解だったか。
みんな何処かへ還りたがっているのだ。

Friday, February 17, 2006

焼額山、山頂より。


人間というものは面白い(趣のある?)もので、人の命を奪ってしまうような険しい山に登ってみたり、出口すらもわからないような所を探検してみたり、文明や文化の発達などとは無関係の部分で異様に高揚したりする。
むろん、動物の一種にすぎないことを考えれば、何ら不思議がないのは理解できるのだが、我々レジャー産業に関る者の悪い癖で、故意にそういったものを見つけようとしたがる。もっともそれが商売なので仕方がないとは思うが、そこに歪みが生じてしまうのだ。乱開発ほど惨めなものはない。