Thursday, December 01, 2005

調理場の”ズンドウ”


調理場の寸胴なべがフル稼働し始めた。
スープなどをとるときに使う、あの胴長のなべの事だ。

”ズンドウ”はその厨房の動脈であり、そして、ズンドウからの湯気が、この調理場を支配する“オキテ”なのであり、それを施行するのはここの主だ。

私が、ここの主のお手伝いを出きる事と言えば、寝酒をともにするくらいのことしかない。
もっとも、“寝酒”の効にあやかっているのは私だけで、ここの主は、その巨体に似合わず、番犬のように昼夜このズンドウに忠誠を誓わなければならない。

いろいろな世の中のことが、あまりに複雑化し過ぎている。正しいものを正しく伝えられれば、それが正しいことだと、思う。

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